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皿そばについて

渚庵名代「皿そば」

数枚の小皿に盛り分けられた香り高い蕎麦

鶏卵、山芋、ねぎ、わさびを用いた独創的な薬味。創業以来の継ぎ足しで
旨味深まる上汁。この調和が魅力。

兵庫県北部、出石地方を代表する味覚「皿そば」

江戸時代宝永三年(1706年)、長野県東部信州上田からお国替えになった藩主仙石氏に連れだったそば職人によって出石の地に蕎麦の食文化が伝わったとされています。その歴史は大変古いものでございます。後に出石に興る出石焼の白磁の小皿に蕎麦が盛られるようになり現在の「出石の皿そば」の様式に。
※「出石」は兵庫県豊岡市、かつての出石城の城下町、豊岡市出石伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。

特色ある「皿そば様式」

冷水でキリッとしめた艶やかな蕎麦を、清楚で上品な白い陶器に小分けにしてふるまう皿そば様式。お薬味、お出汁、白い陶器の小皿に盛られた数枚の蕎麦が並んでゆくその様は、実に優雅で、情緒がございます。ねぎ、わさび 、山芋、鶏卵を用いた豪華な薬味。薬味に負けぬよう濃厚につくられた渚庵の上汁は、創業以来20年以上の継ぎ足しで、熟成させた旨味が凝縮。お腹のふくれ具合に合わせて、心ゆくまでお蕎麦を追加できるのも皿そばの特色です。

皿そば発祥の地「出石」いずしには40軒もの皿そば屋が立ち並ぶ

小京都的な雰囲気の街並みが観光客に人気の出石の街。1キロ四方の小さな街に約40軒もの皿そば屋が軒を連ねます。昼時になると、街は蕎麦を食べ歩く観光客で賑わいを見せ、人気店には長蛇の列が。店から店へ、個性ある蕎麦の食べ歩きができ、蕎麦好きにはたまらない街であります。