ABOUT US

店舗案内

「渚庵」について

琵琶湖の畔、ビルの谷間の
隠れ家的蕎麦屋は鬼の暖簾が出迎える

滋賀では珍しい皿そば屋

「渚庵」

滋賀の皿そば屋の草分け「渚庵」

兵庫県出石が発祥の皿そば様式。滋賀県では珍しく、「滋賀で皿そばが食べられる」と喜んでいただいております。2003年創業の当庵は、滋賀の皿そば屋として草分け的存在。本場出石の「伝統的な皿そば様式」を大切に、日々営業を行っています。

「渚庵」屋号由来

当庵は琵琶湖の南部、滋賀県大津市におの浜にございます。におの浜の湖岸エリアには約5キロにわたり「大津湖岸なぎさ公園」が広がり、そのなぎさ公園そばにあることから「なぎさ」をいただき、屋号「渚庵」となりました。大津のランドマーク「大津びわこプリンスホテル」の西隣。周囲には高層ビルが多く、奥まったところにあるためビルの谷間の隠れ家的蕎麦屋となっています。

渚庵のある「におの浜」について

におの浜とは、「鳰の浜」。「鳰」は水に「入」る「鳥」の意で、水鳥「カイツブリ」の別称。昔、カイツブリが数多く生息していたことから「鳰(にお)の浜」の呼び名が。カイツブリは滋賀県の「県鳥」でもあり琵琶湖のシンボル。平安時代の文学作品では琵琶湖は「鳰海」と称されるほど生息していたと言います。1980年代には2000羽超観測されましたが、近年は500羽前後に減っているとされ、県が希少種に指定しています。

奥まった場所にある
 「隠れ家的蕎麦屋」
   ぜひ一度、御来店ください。

店舗名
皿そば 渚庵
住所
〒520-0801
滋賀県大津市におの浜4-4-16
駐車場
あり(8台駐車可能)
電話番号
077-525-1915
営業時間
11:00〜15:00(LO 14:30)
※お蕎麦がなくなりしだい終了
定休日
毎週火曜、第2、第4月曜日
※祝日の場合、営業することもあり。電話で確認ください
電車でのご来店
お車でのご来店
近隣施設よりのご来店
海外からのご来店

鬼と渚庵

渚庵の鬼の絵は、江戸時代
日本二大民画と言われた

大津随一の民芸品「大津絵」

渚庵オリジナル大津絵
大津絵師 第五代 高橋松山 画
「渚庵に来た鬼」
「鴨を追う鬼」
「鯖を釣る鬼」
「皿そばを喰う鬼」
「渚庵で酔う鬼」

「東の浮世絵、西の大津絵」と称された
日本二大民画「大津絵」

鬼が描かれた暖簾から渚庵は始まります。店内にも多くの鬼。大津の民芸品で江戸時代から描き続けられている大津絵はパブロピカソも愛し、影響をうけたと言われています。渚庵では、大津絵師高橋松山先生に描いていただいた貴重な大津絵もご覧いただくことができます。

大津絵との出会い

創業当時、大津に居ながら、大津絵についてよく知らずにいた私たちに鬼の絵を紹介してくださったのはひとりのお客様でした。自らも大津絵を描くことを趣味とされていた清水先生。今は亡き清水先生から頂いた船板の大津絵は今も、そしてこらからもお店で飾らせていただければと考えています。

渚庵にとっての鬼

かつて大津絵は旅人の旅の安全を祈願する護符としての役割もありました。また「蕎麦は薬なり」の言葉があるように蕎麦は身体によい食べ物とされ、悪い縁を断ち切る(そば切り)ものとされていました。当庵では蕎麦を鬼(疫病神)に見立て、蕎麦を食べる=鬼退治、除災招福、無病息災、交通安全などの縁起を担いでいます。たくさん蕎麦を食べることで疫病退散、招福万来を祈願します。

大津絵に想いを馳せつつ手繰る蕎麦

江戸時代、京都を訪れた旅人が国へ帰る際、持ち運びに便利なこともあり大津絵は土産物として重宝されました。俳人で旅人であった松尾芭蕉も「大津絵の筆のはじめは何佛」と大津絵の句を残しています。京への玄関口であった東海道の逢坂山一帯(現在の国道1号線逢坂山付近)には行き交う旅人に大津絵を販売する店が点在していたそうです。当時の旅人に想いを馳せながら蕎麦をいただくのも赴きがあってよいものです。